桐について 
桐についてのTOPへ戻る 桐と日本人 ●備後の桐箱 ●国際桐樹供養等 木材の性質比較表
  木材の性質比較表
 
 樹  種 
科  名
気乾比重 平均収縮率(%) 強さ(kg/Cu) 曲  げ
ヤング係数
(1,000Kg
  /Cu)
板目方向 板目方角 曲 げ 圧 縮 せん断
 カラマツ マツ科 
0.50
0.18
0.28
800
450
80
100
 アカマツ マツ科 
0.52
0.18
0.29
900
450
95
115
 ツガ マツ科
0.50
0.17
0.30
750
450
90
80
 ヒノキ ヒノキ科
0.44
0.12
0.23
750
400
75
90
 サワラ ヒノキ科
0.34
0.09
0.22
550
330
50
60
 スギ スギ科
0.38
0.10
0.25
650
350
60
75
 クリ ブナ科
0.60
0.17
0.36
800
430
80
90
 ブナ ブナ科
0.65
0.18
0.41
1000
450
130
120
 ミズナラ ブナ科
0.68
0.19
0.35
1000
450
110
100
 シラカシ ブナ科
0.83
0.23
0.38
1200
600
180
140
 ケヤキ ニレ科 
0.69
0.16
0.28
1000
500
130
120
 ホオノキ モクレン科
0.49
0.15
0.25
650
350
110
75
 カツラ カツラ科 
0.50
0.17
0.28
750
400
85
85
 トチノキ トチノキ科
0.52
0.15
0.28
750
400
95
80
 シナノキ シナノキ科 
0.50
0.20
0.31
650
350
60
80
 セン ウコキ科 
0.52
0.17
0.34
750
370
75
85
 ヤチグモ モクセイ科 
0.55
0.17
0.31
950
440
110
95
 キ リ ゴマノハグサ科
0.30
0.09
0.23
350
200
55
50

  桐 の 性 質 特 徴
@軽い
桐材の比重は、国産樹種のなかでも最も小さい。
絶乾比重は(含水率ゼロの時の比重)は0.17〜0.37、気乾比重は(含水率15%の比重)は0.19〜0.40です。
だから桐の箪笥は輸送手段の発達していない時代には持ち運びに大変都合のよいものでありました。
 
A収縮率が少ない
乾燥した桐材はたいへん収縮率が少なく、抽斗等をピッタリ隙間なくつくることができます。
このため桐の箪笥の内部は外気を遮断し温度や湿度の変化を受けにくくしています。
 
B熱伝導率が低い
乾燥してしまうと細胞の内部は乾いた空気に満たされるため、熱が伝わりにくく、そのため昔から火鉢に使用されていました。
また、箪笥が火災に強いとよく言われますが、その根拠として熱伝導率の低いこと、また熱を受けても割れにくいことがあげられてます。
 

C恒湿作用が高
外気を遮断した抽斗の内部には、木材固有の恒湿作用が働き、内部の湿度が一定に保たれます。
これは木材が湿度変化に対応し、湿気を吸放出することで、湿度の高低を緩和する能力ですが、この恒湿作用は軟らかくて比重の軽い材ほど高いことが証明されています。
また、保存科学によれば、物質の保存には湿度が一定に保たれることが必要であると言われています。
 

D虫がつきにくい
桐の場合、乾燥した桐材には虫が付きにくいと言われています
桐の抽出成分の中には昆虫を寄せ付けない成分(パウロニン、セサミン等)が多量に見つかっていることが解っています。
さらに、狂いが少なく抽斗等を隙間なくつくるため、なかに虫が入りにくい。
 
E腐食に強い
軽くて軟らかい桐材は、腐りやすいと考えがちですが、実は極めて腐りにくい木材です。
それは桐材に多量のタンニン(防腐力が大きい)が含まれるからです。
そのため、桐箪笥は長い期間使用可能なのです。
 
F音響性に優れる
桐材は多孔湿で粘性に富むため、たいへん音響性に優れています。
古代より琴等の楽器に使用されていました。